財産を無くす人財産を残せる人―デフレ経済下21世紀の日本型蓄財術 (アスカビジネス)



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古くなってしまったが、デフレ経済下での主に企業のあるべき姿を書いた本

この本は、吉野家やマクドナルドやユニクロの激安商品が
世を賑わせていた2001年に発行された本であるため、今の
経済状況とは違うが、よくまとめられている。

日本のこれまでの社会を、「官僚主導型社会主義システム」
と言い放ち、これからは市場原理に基づいた、自由競争の
社会になる、大きな社会体制の変革期にあることを主張
している。

デフレ経済下での、目減りする不動産をどう扱っていくか、
現金と国債や不動産とのバランスをどう考えるか等を述べ、
主としてデフレ経済の中からの生き残りをテーマにしている。

扱う内容としては、もっと個人的な話も織り交ぜてほしかったが、
何千万円という単位の話が多く、ある程度資産を持っている人、
もしくは企業の経営に携わる人の方が、楽しく読めるだろう。

現在の「脱デフレ」という経済状況の中で読むと、やはり古い印象
は拭えないものがあった。



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