住宅を建てたい人の指南書
日本の戸建住宅の60%は欠陥だ・・・最近流行のテレビのタイトルを帯につけた派手な表紙の本だが、極めて実務的で真面目な、そして、極めて役に立つ住宅建設のガイドブックであり、指南書である。これから家を建てようとする人、欠陥住宅に泣いている人等は、特に、必読の書かも知れない。 私的なことながら、20年前に、信頼関係が大切だと思って、会社で取引のあった大手不動産会社の住宅部門に依頼して家を建てた。幸いなことに、多少の改修やリフォームを行った程度で、今でも、全く問題なくビクともしていない。あの当時から考えれば、本書の様なガイドブックがあり、著者の所属する様な公的な建築検査機関があって、住宅オーナーの側に立って問題を処理し、アドバイスしてくれる様なシステムができる等、正に今昔の感である。 謂わば住宅建設は、人生における最も重要な買い物でありながら、夢や希望は限りなく膨らむものの、普通の場合、余りにも、その商品知識が不足しがちで、殆どの場合は、余りにも実物を十分に認識せずに買ってしまうことが多い。信頼できる業者をどうして探すのかなど等悩みが尽きないが、この本の凄まじい欠陥事例を読むだけでも興味深いが、家をと言う前に、一度、この本に時間を割く値打ちは十分にあると思う。
情報センター出版局
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