多重人格探偵サイコ REAL (徳間デュアル文庫)


■多重人格探偵サイコ REAL (徳間デュアル文庫)
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■やっとかめ探偵団と鬼の栖 (光文社文庫)
■銀座探偵局 (光文社文庫)
■帝都探偵物語7 (光文社文庫)
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■捻れた塔の冒険 (あすかコミックスDX―建築探偵桜井京介の事件簿)
■白兎が歌った蜃気楼―薬屋探偵妖綺談 (講談社ノベルス)
■東京S黄尾探偵団―奥様は魔女!? (コバルト文庫)
■名探偵の掟

多重人格探偵サイコ REAL (徳間デュアル文庫)

ジャンル:本
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「サイコ」という作品は、ぬるい商品。

　wowowで放送された「サイコ」のシナリオです。
　この本には、各話の冒頭に「時事」的文章がはさまれています。これらの文章は、それぞれ５ページほどのものですが、興味深いものです。
たとえば、ドキュメント１では、作家たちが、自分の作品が現実で起こった事件を「予告」したものとするのは、その作家や作品が特別なものではない。
　
　虚構のように現実を見たがっているのは、マンガやゲームではなく、文学あるいは世間のほうだ、ということを述べています。
　
　ドキュメント２では「おたく」の表現のなかには、「ダメ」なところがあって、それを忘れていけないこと、ドキュメント７では、ドラマの制作の裏側、著者もフィギュアの衣装代を一部払ったこと、売れるとも思えない「サイコ」がどうやって「黒字」を出せるのか、といった「からくり」が書かれてあります。
　「サイコ」に興味がないかたも、このドキュメントだけでも読む価値があります。物語を楽しむなら「サイコ・フェイク」と併読するといいいと思います。　


徳間書店
多重人格探偵サイコ・フェイク
小林洋介の最後の事件―多重人格探偵サイコ (角川文庫)
西園伸二の憂鬱―多重人格探偵サイコ (角川文庫)
雨宮一彦の帰還―多重人格探偵サイコ (角川文庫)
多重人格探偵サイコ/新劇 雨宮一彦の消滅




　 　 　 　 　
　 　 　 　 　
　 　 　 　 　
　 　 　 　 　

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